2014年5月25日日曜日

Linux mint13 ブート中でのout of range解決策


Linux mint 13をwindowsXPが入っていたPCにインストールしたのだが、
起動時に、ディスプレイがout of rangeになってしまい画面が表示されないことがあった。

そして、その解決策がこちら。


まず、[menu]->[設定]->[追加のドライバー]を選択。

Menu画面

rootパスが求められるので、入力して認証する。

そうすると、次の画面が出てくるので、順番に選択する。

ここで、グラフィックドライバが複数出てくるが[推奨]とされているものを選択する。

追加のドライバー ウィンドウ
 
 [有効にする]を押せば、下のダイアログが出るのでしばらく待つ。

ドライバのインストール実行中のダイアログ

 完了すると、再起動するように促されるので、そのままリブートする。

out of rangeが出なくなれば成功です。
コマンド叩いて設定変更しないので簡単ですね!

2014年5月24日土曜日

CloudStackの設定初期化


CloudStackの管理画面で、様々な設定が簡単に行えるが、
それ故に、 いらない所まで弄ってしまうのも簡単である。(個人談)

なので、ぶっ壊れた場合にも元に戻せる方法を残しておこうと思う。

CloudStackの管理データは、データベースで扱われているので、
CloudStackのデータベースを削除して再セットアップで初期化できる。

まず、サービスを終了する 。

# service cloudstack-management stop

MySQLにroot権限でログインする。

# mysql -u root -p

Enter password: と聞かれるのでrootのパス打ってログイン。

現在のカーソルの行頭がmysql> になっていればログインはできている。

> SHOW DATABASES;と入力し、全てのデータベースを見てみよう。


MySQL内の全てのデータベース

















 この中で、cloudとcloud_usageとcloudbridgeがCloudStackの管理データなので、削除していく。

> DROP DATABASE cloud;
> DROP DATABASE cloud_usage;
> DROP DATABASE cloudbridge;
> quit


そして、CloudStackのセットアップを行えば、
MySQL内に再びデータベースが構築される

# cloudstack-setup-databases cloud:123456@localhost --deploy-as=root:123456

# cloudstack-setup-management


以上で、初期化は完了!
お疲れ様でした。

2014年5月23日金曜日

CentOS6.4にCloudStack4.2をインストール(2/2)


前回の続き


 ・NFSの設定

  商業利用では、ストレージ専用にサーバ立てるのが大多数だけども、
  ここでは、管理サーバ内にストレージを作成。

  まず、 nfs-utilsをインストール。
  CentOSをupdateした場合は、既に存在している(かも)
 
  # yum -y install nfs-utils

 ・ストレージ用のフォルダ作成
  # mkdir -p /export/primary
  # mkdir -p /export/secondary

  新たにviでファイルを作成する
  # vi /etc/exports

  そして、↓を書き込んで保存
  /export  *(rw,async,no_root_squash,no_subtree_check)

  エキスポートを実行する
  # exportfs -a

  設定ファイルを編集
  # vi /etc/sysconfig/nfs

  ファイルを開いたら、下記の"#"をはずす
  LOCKD_TCPPORT=32803
  LOCKD_UDPPORT=32769
  MOUNTD_PORT=892
  RQUOTAD_PORT=875
  STATD_PORT=662
  STATD_OUTGOING_PORT=2020

  お次は、ファイアウォールの設定なんだけど、
  今回はお遊びなので、ファイアウォールを無効にします。
  (もちろん、あなたが使っているサーバが外部に公開されているならきちんと設定しましょう)

  # service iptables stop
  # chkconfig iptables off

  今回飛ばしたファイアウォールをしっかり設定したいなら 、
  cloudstack doc(4.5.6.2節の6を参照) にあります。
  cloudstack4.0と設定は変わらないので、そこら辺は分かりやすいブログなり参照してください。
 
 ・NFSの自動起動設定

  # service rpcbind start
  # service nfs start
  # chkconfig nfs on
  # chkconfig rpcbind on


 ・システム仮想マシンのテンプレートの準備
  # /usr/share/cloudstack-common/scripts/storage/secondary/cloud-install-sys-tmplt -m /export/secondary -u http://d21ifhcun6b1t2.cloudfront.net/templates/4.2/systemvmtemplate-2013-07-12-master-xen.vhd.bz2 -h xenserver -s -F

    もし、ここで /usr/share/cloudstack-common/なんてフォルダが無いとか、
    cloud-install-sys-tmpltが行方不明なら

    # find / -name cloud-install-sys-tmplt

    で探せばOK

 ・再起動
  # reboot
  
 ・再起動完了後
  ブラウザを開いて、CloudStackの管理画面にアクセスしてみる。
  
  http://管理サーバのアドレス:8080/client

  うまくいけば 下のような画面が表示されるはず。
 
CloudStack 管理画面

  長い道のり、お疲れ様でした。

  もし、CloudStackの管理画面が出てこない場合は、
  httpdとかtomcatのサービスが実行されていないか、
  ファイアウォールが邪魔しているのか、
  はたまたCloudStack4.2が時代遅れになっているだけかもしれません。
  (↑実際に本通りにCloudStack4.0をインストールしたのに起動しなかった原因が、
  CloudStackのバージョンが古かったせいだったことがあった。)

  とにかく、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2014年5月22日木曜日

CentOS6.4にCloudStack4.2をインストール(1/2)


自分のため、覚書(しかもCloudStack管理サーバのみ)なので、
細かいコマンドとかは省いているのでご了承を。
大体は、CloudStackのドキュメントとか見ればいいと思うよ、

もっとも、Linuxに慣れている人なら心配はないと思うけど。




用意するもの
  • 実機 or 仮想マシン
  • CentOS6.4のCD or ディスクイメージ


手順

 ・まずは、CentOS6.4をインストール

  インストールが終わったら、

  #yum -y update


 ・IPアドレスを固定化をする


 ・ホスト名がFQDNで解決できるか確認

  #hostname -f

  cloudstack.comなど、自分が設定したホスト名が返ってくればOK


 ・SELinuxの設定を変更する

  設定ファイルを開く
  #vi /etc/selinux/config

  ↓の項目の=以降をpermissiveに変更
  SELINUX=permissive

 ・NTPの設定を変更
  # vi /etc/ntp.conf

  ↓の項目のserver以降を適当なNTPサーバに変更
  server ntp1.jst.mfeed.ad.jp 
  server ntp2.jst.mfeed.ad.jp 
  server ntp3.jst.mfeed.ad.jp

/etc/selinux/config の中身


  #service ntpd restart

  #chkconfig ntpd on

 ・再起動する
  #reboot


 ・リポジトリの追加&パッケージのインストール
  # vi /etc/yum.repos.d/cloudstack.repo

  ↓の内容を書き込んで保存

  [cloudstack]
  name=cloudstack
  baseurl=http://cloudstack.apt-get.eu/rhel/4.2/
  enabled=1
  gpgcheck=0


  #yum -y install cloudstack-management

  #cd /usr/share/cloudstack-common/scripts/vm/hypervisor/xenserver
  #wget http://download.cloud.com.s3.amazonaws.com/tools/vhd-util


 ・MySQLのインストール
  #yum -y install mysql-server

  # vi /etc/my.cnf
  
  ↓[mysqld]の下に設定を追記
  [mysqld]
  innodb_rollback_on_timeout=1
  innodb_lock_wait_timeout=600
  max_connections=350
  log-bin=mysql-bin
  binlog-format='ROW'

  #service mysqld start
  #chkconfig mysqld on

  引き続き、MySQLの初期設定
  初回起動時はrootのパスワードを設定をするか聞いてくるので、
  適当に設定する。(ここら辺は、英語読めば分かるので、説明を割と省いてます)

  ここでは、分かりやすいように「123456」と設定したと仮定。

  #mysql_secure_installation

  実行すると、いくつかY/Nを聞かれるので、
  Disallow root login remotely?は"N"
  それ以外は"Y"を入力

MySQL 初期設定1

MySQL 初期設定2


  以上で、MySQLの初期設定は完了!

 ・CloudStackのセットアップ

  MySQLの設定が終わったので、今度はCloudStackのセットアップを行う。
  引数は、 cloud ユーザーに対してのパスワード(適当でいい)
  MySQLのrootパスワードを設定している。

  #cloudstack-setup-databases cloud:123456@localhost --deploy-as=root:123456

  実行すると、cloud、cloud_usage、cloudbridgeというデータベースがMySQL内に作られる
  もし、処理の途中でエラーになるなら、SELinuxの設定などを見直す必要がある。

  処理が、正常に終了したなら次のような表示が出て終了するはず。
 

セットアップが正常に完了した場合

  最後に、このコマンドを叩いたらセットアップは完了

   #cloudstack-setup-management


  今回は、記事の量が長くなったので次回に続きます。
  ここまでの道のり、お疲れ様でした。



CentOS6.4にCloudStack4.0をインストールのはずが…


ふと、ゼミ仲間がクラウド関連で、「CloudStack」を扱うことになったので、
自分も一緒に勉強した。

CloudStack4.0をインストールしたものの、下のような管理画面が表示されなかった。


これは、CloudStack4.2の管理画面


で、原因がCloudStackのバージョンが古いからであることが判明。

CloudStackなどのクラウド技術は、今はやりの技術なので、
手持ちの本も発売されてから1年も経てば正しくインストールできないんだなぁーと改めて実感

次回は、CentOS6.4にCloudStack4.2をインストールしたときの手順を書く(たぶん)