2014年5月23日金曜日

CentOS6.4にCloudStack4.2をインストール(2/2)


前回の続き


 ・NFSの設定

  商業利用では、ストレージ専用にサーバ立てるのが大多数だけども、
  ここでは、管理サーバ内にストレージを作成。

  まず、 nfs-utilsをインストール。
  CentOSをupdateした場合は、既に存在している(かも)
 
  # yum -y install nfs-utils

 ・ストレージ用のフォルダ作成
  # mkdir -p /export/primary
  # mkdir -p /export/secondary

  新たにviでファイルを作成する
  # vi /etc/exports

  そして、↓を書き込んで保存
  /export  *(rw,async,no_root_squash,no_subtree_check)

  エキスポートを実行する
  # exportfs -a

  設定ファイルを編集
  # vi /etc/sysconfig/nfs

  ファイルを開いたら、下記の"#"をはずす
  LOCKD_TCPPORT=32803
  LOCKD_UDPPORT=32769
  MOUNTD_PORT=892
  RQUOTAD_PORT=875
  STATD_PORT=662
  STATD_OUTGOING_PORT=2020

  お次は、ファイアウォールの設定なんだけど、
  今回はお遊びなので、ファイアウォールを無効にします。
  (もちろん、あなたが使っているサーバが外部に公開されているならきちんと設定しましょう)

  # service iptables stop
  # chkconfig iptables off

  今回飛ばしたファイアウォールをしっかり設定したいなら 、
  cloudstack doc(4.5.6.2節の6を参照) にあります。
  cloudstack4.0と設定は変わらないので、そこら辺は分かりやすいブログなり参照してください。
 
 ・NFSの自動起動設定

  # service rpcbind start
  # service nfs start
  # chkconfig nfs on
  # chkconfig rpcbind on


 ・システム仮想マシンのテンプレートの準備
  # /usr/share/cloudstack-common/scripts/storage/secondary/cloud-install-sys-tmplt -m /export/secondary -u http://d21ifhcun6b1t2.cloudfront.net/templates/4.2/systemvmtemplate-2013-07-12-master-xen.vhd.bz2 -h xenserver -s -F

    もし、ここで /usr/share/cloudstack-common/なんてフォルダが無いとか、
    cloud-install-sys-tmpltが行方不明なら

    # find / -name cloud-install-sys-tmplt

    で探せばOK

 ・再起動
  # reboot
  
 ・再起動完了後
  ブラウザを開いて、CloudStackの管理画面にアクセスしてみる。
  
  http://管理サーバのアドレス:8080/client

  うまくいけば 下のような画面が表示されるはず。
 
CloudStack 管理画面

  長い道のり、お疲れ様でした。

  もし、CloudStackの管理画面が出てこない場合は、
  httpdとかtomcatのサービスが実行されていないか、
  ファイアウォールが邪魔しているのか、
  はたまたCloudStack4.2が時代遅れになっているだけかもしれません。
  (↑実際に本通りにCloudStack4.0をインストールしたのに起動しなかった原因が、
  CloudStackのバージョンが古かったせいだったことがあった。)

  とにかく、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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